
(記事抜粋)
中尊寺から新本尊造立を請け負ったのが400年以上続いている京都の仏具商・吉田源之丞老舗。 創業は1572(元亀3)年で当主の名前は世襲、現当主の吉田源之丞さん(58)は15代目だ。
坪田最有さんが削った新本尊は塗師が作業を引き継ぎ、漆を繰り返し塗り金箔を張る。 新本尊は坪田さんの専用工房から別の広い場所に移され、胴体や頭部、下半身などに分けて塗りの作業が進められる。 坪田さんは引き続き台座や光背を制作する。
吉田さんによると、漆の工程は7月ごろから始まる。 最低でも5、6回は重ねる。 仏像を長く保つために欠かせない工程の期間は、約1年間を見込む。
国産漆は量が少なく、新本尊には中国産などと浄法寺産を混ぜて使う。 浄法寺の漆は乾かす
と堅く、きちっと仕上がるのが特徴という。
金箔を覆う作業は来年夏から開始。 3ヶ月程度かかり、10月ごろに終了する予定だ。
吉田さんは老舗のネットワークで新本尊の材料である質のいい木曽産ヒノキを調達。 頭部にある肉髻珠に用いる大きな水晶も確保した。 「いいかげんなものは使えない」と語る。
新本尊には老舗のこだわりも注ぎ込まれている。 |
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※この記事写真は、岩手日報社の許諾を得て転載しています。
特集
「供養願文の仏」記事にて、当店が掲載されました。
世界文化遺産に登録された
平泉町中尊寺の新本尊・釈迦如来坐像の製作記事で、中尊寺様より当店が請け負ったものです。
仏師・坪田氏が仕上げた新本尊は今後、塗師が作業を引き継ぎ漆を繰り返し塗り、金箔を張る作業に入ります。